我が家のA.コッカースパニエルのワンちゃん3匹!
ミルちゃんは生後一年を過ぎたころから、自分のウンチを食べてしまう癖がついてしまいました・・・。はじめてみたときはなかなかショックで・・・きたないな~と思い、だめだよと言ってしまいました。
犬はそもそも残飯あさりをして生きてきた種であるため、自分のウンチを食べることはその延長であると考える人もいます。 犬の食糞行動の原因のうち、「本能に根ざした自然なもの」と思われるものがいくつかあります。
まず、子犬はしばしば自分のウンチを口に入れてしまいますが、これはどちらかといえば自然な行動と言えます。生まれて間もない子犬は外界に対する好奇心が旺盛ですので、冒険の一環として足元に落ちている奇妙な匂いを放つ物を、思わず口に入れてしまうという行動は、十分に考えられます。
また、母犬が子犬のウンチを食べるという行動も数多く観察されていますが、これも自然な行動です。犬や猫は、巣の中にある排泄物の匂いにつられて捕食者が近づいてこないよう、子のウンチを食べてしまうという本能をもっているのです。また母犬の食糞行動には、巣を衛生的に保つという二次的な意味もあるようです。子犬、および母犬の食糞行動は本能に根ざした自然な行動であり、通常は放置しておけば自然と直るものです。このパターンの食糞に対して飼い主が干渉する必要はありませんが、子犬や母犬の糞便に寄生虫やウイルス等の危険因子が含まれていないことが大前提となります。もし安全であるという確証がない場合は、母犬や子犬が食糞行動をとる前に、すかさず糞を隠して処分することが必要です。
このような行動は通常は放置しておけば自然と直るものです。このパターンの食糞に対して飼い主が干渉する必要はありませんが、子犬や母犬の糞便に寄生虫やウイルス等の危険因子が含まれていないことが大前提となります。もし安全であるという確証がない場合は、母犬や子犬が食糞行動をとる前に、すかさず糞を隠して処分することが必要です。
しかし対策が必要とされる不自然な食糞行動の原因も考えられます。
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単調な食事に飽きた
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エサの種類を変えた
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食事量が足りない
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食事量が多すぎる
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消化器系の異常や未発達
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ビタミンBやK不足
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消化酵素不足
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ストレス解消
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飼い主の気を引きたい
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飼い主に叱られたくないから隠す代わりに食べてしまう
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子犬の頃の生育環境
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自分のウンチを食べてくれた母犬の真似
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ウンチを掃除している飼い主の真似
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母犬の食糞本能が惰性として残る
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薬や抗生物質を使ったことによる一時的な異常行動
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病気にかかった仲間を隠す
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痴呆
犬は人間ほどグルメでも贅沢志向でもありませんが、毎日毎日同じ食事内容だと、いい加減飽きてしまう個体も中にはいます。ウンチを食べるのは、新たな刺激を求めているからかもしれません。
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エサの種類を変えてみましょう。量販店で売っているような安いドッグフードではなく、普段食べないような少し高めのものを与えて見ます。
今まで与えてきたのとは違うブランドのえさを与えたり、手作りフードに切り替えたりした場合、急激な食事内容の変化に内臓が付いていけず、食事を未消化のまま排便してしまうかもしれません。ウンチの匂いから「まだ食べられる!」と判断してしまうと、再び口に入れてしまう可能性があります。
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エサを元に戻してみます。体内の消化吸収系が長年慣れ親しんだ食べ物に戻すことで、十分な栄養素を取り出せるかもしれません。ちなみに粗悪なドッグフードには得体の知れないものが入っている可能性もありますので、あまりにも安いものは敬遠するようにします。
どうしてもフードを変更したい場合は、急激に全量替えるのではなく、3割程度の入れ替えからスタートしてみてください。
体重や消費エネルギーに対して摂取エネルギー、すなわちエサの量が少ないと、ずっと小腹がすいた状態が続いてしまいます。ウンチを食べるのは、空腹をごまかすためかもしれません。
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えさの量を増やしてみます。肥満鑑定の目安を参考にしながら、飼っている犬の体重と栄養状態を微調整します。また、給餌回数が1日1回の場合は、2回に分けて与えてみましょう。
食事量が多いと、摂取した食事に未消化部分が残り、ウンチがおいしそうなにおいを放つ可能性があります。ウンチを食べるのは、犬なりの「もったいない精神」からかもしれません。
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えさの量を減らしてみます。肥満鑑定の目安を参考にしながら、飼っている犬の体重と栄養状態を微調整します。
食事量は適正でも、摂取した食事を消化吸収する能力に問題があると、結果的にえさの量が足りないという状況が発生します。ウンチを食べるのは、足りないエネルギーを補うためかもしれません。
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獣医さんの診察を受け、血液検査の数値や寄生虫の有無を確認してみましょう。肝機能が不全だったり、膵外分泌不全だったり、甲状腺の機能が亢進していたり、消化器系の中に寄生虫がいるかもしれません。犬が病気を抱えている場合、いつもと変わらない食事量でも、ややカロリー不足という状況が体内で発生します。
ビタミンBやK不足、消化酵素不足・・・自分の体内に欠けている何らかの栄養を
補おうとしているのかもしれません
散歩が足りずに運動不足だったり、遊びが足りずに常にさびしい心境を味わっている犬の場合、そのストレスをごまかすためにウンチを食べてしまうかもしれません。人間で言うと、「やけ食いで失恋の痛手を癒す」といったところでしょう。
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散歩や遊びの量を増やしてあげましょう。心地よい疲労感があれば、退屈しのぎにウンチを食べることもなくなります。 犬の散歩について
「ウンチを食べたら飼い主の注意が自分に向いた」、という経験を記憶している場合、寂しさや退屈を解消するため、わざとウンチを食べて飼い主の注目を集めることがあります。
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飼い犬がウンチを食べても無視しましょう。「自分に関心を向けてくれた!」という状況は犬にとってごほうびになってしまいます。しばらく無視を続けると、見返りがなくて食糞行動を自発的にやめるかもしれません。ウンチを食べるという行動がどうにもこうにも我慢ならない場合は、犬がウンチをした瞬間に取り上げ、いち早く処分しましょう。
「ウンチを食べたらこっぴどく叱られた」という経験を記憶している場合、また怒られないよう、犯行現場を綺麗にする必要があります。その場合、隠すよりも食べたほうが早いと考え、証拠を隠滅するためにウンチを食べてしまう犬がいるかもしれません。
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ウンチをトイレ以外の場所にしても叱らないようにしましょう。家族全員が行動を統一することが重要です。トイレの失敗をしても叱らず、そのかわり決められた場所でウンチができた場合はうんとほめてあげます。徐々にトイレの失敗もなくなり、食糞をする理由がなくなってきます。
母犬が子犬のウンチを食べて巣を衛生的に保つという行動は正常の範囲内でよく観察されます。子犬が母犬の食糞行動を見て記憶している場合、単純にその行動を真似してウンチを食べてしまうという可能性があります。
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犬がウンチに近づいた瞬間、マテやアイコンタクトの指示を出し、飼い主に注意を向けるようにします。指示に従ったらとっておきのごほうびを与え、「ウンチなんかよりこっちのほうがいいや!」と犬に学習させることができれば成功です。ウンチに食糞防止剤を付けるという正の弱化と並行してもよいでしょう。
ほかにも色々な対策法や、解消法があると考えられます。まずはご自分でできる解決法からワンちゃんの気持ちを考えながらひとつずつ解消してあげてみませんか♪
『いぬのきもち・ねこのきもち』
思いがけないワンちゃんの気持ちやシグナルを感じ飼い主様にとってもワンちゃんにとっても快適なLife が送れるといいですね!
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